シングルおやじの気ままな一人旅

　　　　　　　　　　　　　　　　　晴れ
下板街道を歩き終えて、広島橋まで移動したが、アクセスが悪くて色々問い合わせを行って何とか広島橋にたどり着くことができた。
中央街道は淡路街道と下板街道を結ぶ道として存在するが、距離も短く、当然江戸時代には中央街道という名称はなかった。
資料は「徳島県歴史の道調査報告書第一集」「讃岐街道　淡路街道」を参考にした。

１２時２５分に広島橋を出発するが、淡路街道を歩いた時見た石仏がある。

川沿いの道を進み、１１号線の高架下を抜ける。
右手に西国三十三か所の４番の地藏堂がある。

ここから左折して川添いの道から外れて進む。
右手に不動院があり、この御堂の中の絵天井には「下西国三十三か所」一番霊場の装飾として、明治１９年ごろに奉納されたという。下西国三十三か所とは松茂町内に明治初期、不動院の住職と有志が設置したものという。絵天井の一枚一枚の裏面には奉納者の名前が記されており、遠くは能登（石川県）の人の名前もあるという。松茂町指定有形文化財になっている。写真を撮りたかったが、できなかった。

すぐ横に春日神社がある。入口に文政７年（１８２４）の常夜燈があり、左手には地神が祀ってあって、ここに安政５年（１８５９）の常夜燈がある。

老門橋を渡るが、江戸時代の老門橋は現在の鍋川歩道橋付近に架かっていたそうだが、鍋川が蛇行していて船運に不便が多いということで、新川が掘られ、その際に現在の橋が架けられたという。

徳島自動車道の高架下を通って進むと、右手に惠勝庵がある。桜が盛りを過ぎて葉桜に代わっているが、それでもきれいだ。

左手に地蔵堂があり、資料によると安永２年（１７７３）の地蔵尊が安置されているようだ。その横にまだ新しい常夜燈が立っている。

その先で１４号線から右へ分岐し、その先で再び１４号線に合流して、１３時２２分、南中村の淡路街道と合流する。
この街道はこれまで歩いた中で、またこれから先も含めて最も短い街道だと思う。

本日の歩行時間　　　５７分。
本日の歩数＆距離　 ５１４５歩、３．３ｋｍ。