沖縄・島尻方西海道を歩く

2013年01月22日(火) ~2013年01月23日(水)
総歩数:44449歩 総距離:32.7km

2013年01月23日(水)

座波~大里~真壁~喜屋武

                                         曇り

 座波のバス停を8時48分に出発する。モノレール、バスを乗り継いできたのだが、乗り継ぎがうまくいかず、すっかり遅くなってしまった。7号線に合流したところ右手に「旧報得橋」がある。資料によるとこの橋も沖縄戦で完全に破壊されてしまったと記されているので、これは復元されたものなのだろう。このあたりは昔は古木、大木がうっそうと繁り、追いはぎのよく出没する追いはぎ所(フェーレードゥクル)として知られ、道行の人々を恐れさせたというが、今はその面影は全くない。
旧報得橋
 照屋(東)の信号から右折するのだが、うっかり77号線を進んでしまい、途中で気が付いて信号まで戻ってやり直す。この信号のあたりが通称大里入口と呼ばれていたところだ。77号線を横断した旧道はその先で大里番所への引き込み道となって左へ分岐して高嶺小学校の横を通って7号線を越え、その先にあるJA糸満市高嶺支所が大里番所跡だったそうだ。今回は寄り道をせずそのまま直進した。
 右手に「国吉守護獅子像」があるところから左へ分岐、すぐ先で右折して進むが、この道はさとうきび畑の中の土道で農道のような感じだ。
国吉守護獅子像さとうきび畑の中の土道

 その先で54号線に合流して進むが、右手に入ったところに「白梅の塔」がある。ここは沖縄県立第二高等女学校の4年生56人で編成された白梅学徒看護隊をはじめとした、沖縄戦で戦死した方々の鎮魂を祈って建てられたという。
白梅の塔
 その横に「南禅廣寺」があり、すぐ横に鍾乳洞がある。昔このあたりの壕には大蛇が住んでいて、人々に危害を加えていたので、国吉村のある人が中国で習った念仏を唱えて封じ込め、この寺を建てたという。この寺のことを俗に国吉の寺(クニシヌティラ)というそうだ。
南禅廣寺鍾乳洞

 54号線に戻って進むが、時折日が差すと暑い。夜ホテルで風呂に入っていると、首の後ろがひりひりする。日焼けしているのだ。さすがに南国沖縄だと思った。
 左手にJAおきなわ三和支店がある。資料ではJA真壁支所となっているが、現在は三和支店に変わっていた。ここが真壁番所があったところだ。現在では遺構は全く残っていない。
 ここから右折、真壁小学校を左に見ながら進んでいくが、その先では細道がいくつも分岐していてわかりにくい。一旦331号線にでたが、道を間違っていることに気が付いて、少し前にあった二股のところまで戻ってやり直す。ここは二股を左へ進むのだった。

 ここから先は一本道で、これを進んでいくと、左手に喜屋武小学校があり、ここから左折して進むと喜屋武のバス停がある。ここは今は空き地になっているが、以前ここにはJAおきなわの喜屋武支店があったそうで、喜屋武番所の跡だ。
喜屋武番所の跡
 11時29分に到着するが、ここから首里へ帰るバスの時間を見ると13時13分までない。ただここから少し先にある小波蔵まで行くと11時58分のバスがあるので、そこまで行って首里城へ向かい、中頭・国頭方西海道を歩くことにする。

 本日の歩行時間   2時間41分。
 本日の歩数&距離 15164歩、11km。
 本日の純距離   8.1km。(途中、寄り道をせず、道を間違えず、街道だけを歩いた場合の距離)

 島尻方西海道総合計
 総歩行時間      8時間30分。
 総歩数         44449歩。
 総歩行距離      32.7km。
 島尻方西海道純距離  26.5km。(途中、寄り道をせず、道を間違えず、街道だけを歩いた場合の距離)

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