2008年04月16日(水)
新宿~八幡~船橋

水戸街道から分岐する新宿(にいじゅくと読む。しんじゅくでは無い。)を基点として、八幡、船橋、大和田、佐倉、酒々井の宿場を経て、成田へ向かいます。
今回は、2日ないし3日に分けて走破することにしました。
- AM 5:00 -
久しぶりの早起きで少々辛かったですが、早く起きると何だか得した気分になります。
スタート地点の新宿までは、『輪行』という技を使って行くことにしました。自転車のタイヤを外してコンパクトな状態にしておいて袋詰めし、そのまま公共の交通機関に乗っちゃうという技です。
この日は平日だったため、通勤ラッシュに巻き込まれる前に出発しようという魂胆で、早起きしたのでした。
- AM 6:30 -
前日に全く準備していなかったので、予想外に準備に手間取ってしまい出発が遅れてしまいました。もうこの時間では通勤ラッシュです。私の拠点さいたま市から、スタートの新宿までは電車で1時間程度、自転車でどのくらいかかるか…。と、何だか以前にあったようなシチュエーションを感じながらも、自転車で向かうことにしました。
- AM 9:00 -

荒川の河川敷は、車両通行止めの道が整備されており、ウォーキング、ジョギング、サイクリングを楽しむ人たちもちらほら見受けられました。
ベンチがあったので、ここで少し遅めの朝ごはんを食べました。途中で買ったコンビニおにぎりでしたが、気候も良く、おいしくいただきました。
- AM 11:00 -

中川橋は、3月10日に新しく開通したばかりのきれいな橋でした。隣には、それ以前に使われていた中川橋がありましたが、今は封鎖されていました。いずれ取り壊されるのでしょうか…。
新宿に入ると、いよいよ成田街道の始まりです。新宿は、当時もそれほど大きな宿場ではなかったこともあり、今に面影を残すものを見つけることができませんでした。

その先は、東京都内を葛飾区から江戸川区へと進み、江戸川を渡って千葉県に入ります。

また江戸川駅付近には、力比べに用いられた力石が置かれている「北野神社」や、江戸川を照らしていた常夜灯が保管されている「宝林寺」などの寺社もありました。
- PM 2:00 -

千葉の入り口は市川。市川には関所があったそうですが、江戸の中期以降は儀礼的なものになっていたとか…。それでも、関所をくぐることでこれからの旅のことを感じたのかもしれません。
市川を越えて進んで行くと、2番目の宿場「八幡」にたどり着きました。宿場といっても今はほとんど面影はなく、商業地域と住宅街の並んだ、現代の街並みとなっています。

また、当時は葛飾八幡宮の境内の一部だった「藪不知(やぶしらず)森」は、現在は規模を縮小してひっそりと存在していました。
八幡の宿場を出ると、少し街道から外れたところに、「中山法華経寺」がありました。法華経寺付近には、いくつものお寺が隣接していて、参詣の道が整備されていました。
- PM 4:00 -

ここには遊郭があり、大いに栄えたということですが、現在は繁華街に姿を変え、名残を感じるものはごくわずかになっています。
整備された国道の途中、向かい合わせに建った「和菓子のひろせ」と「森田呉服店」だけが、昔の風情を残していました。残念ながら、閉まっていましたが…。
- PM 4:30 -

日も傾いてきたため、この日はこれで工程を終えることに。
- PM 5:00 -

帰宅ラッシュもまだ何とか大丈夫だろうとの考えからでしたが、自転車の分解にかなり手間取ってしまいました。自転車の分解は、実は今回が初めて。30分くらい掛かってしまいました。
案の定、帰宅ラッシュに完全に巻き込まれてしまい、一本電車をやり過ごして先頭に並ぶも、電車の中が既にいっぱい。
「すみません、すみません。」
と頭を下げながら乗車させていただきました。
- PM 7:30 -
何とか無事帰宅しました。
今回は1日旅でしたが、色々と感じることができました。
次回は、船橋から始めたいと思います。
本日の総走行距離: 59.5km
~教訓~
■準備は前日の夜に済ませておく
■自転車の分解はあらかじめ練習して慣れておく
■予定はしっかり立てておく