篠栗八十八ヶ所霊場を歩く

2022年01月04日(火) ~2024年03月10日(日)
総歩数:91282歩 総距離:56.2km

2024年03月10日(日)

7番 田ノ浦阿弥陀堂~79番 補陀洛寺

                       晴れ
9時33分に「72番札所 田ノ浦拝師堂」を出発する。
左手へ進むとすぐ先で道は二又に分かれているので、左へ進む。
JRの高架下、その先のバイバスの下を抜けて進むと、T字路があり、ここを左に進むと階段があるのでこれを登っていく。
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竹やぶの中の急坂を登っていくが、随所に標識があるのでこれに従って進み、9時52分に「7番札所 田ノ浦阿弥陀堂」に着く。本尊は阿弥陀如来。境内には不動明王と薬師如来像が並んで立っている。
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車道に出て坂を登っていくと、右へ入るへんろ道があるので、これを進む。途中石仏を祀る祠があり、その先で沢に架かる木橋を渡って進む。
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更に急坂を登って進むと、車道に出て10時18分に「65番札所 三角寺」に到着する。本尊は十一面観世音。大師堂の横に滝が流れており、その上に不動明王がある。
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車道を左へ進むと「83番札所 千手院」がある。本尊は聖観世音。10時25分に着く。境内入り口に天保13年(1842)の猿田彦碑がある。
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また境内には出雲の縁結び神「稲田姫縁結び神社」があったが、いまさらこの年になって縁結びなどもう無理、なので参拝のみする。
次へ向かおうとして少しだけ道を間違える。本来の道は本堂に向かって右手にちょっとした階段があり、ここを下って駐車場に出て左折、WCの前を左へ進む。
すぐ先で道は二股に分かれているので、左へ坂を登っていくと「63番札所 天狗岩吉祥寺」がある。本尊は毘沙門天王。10時40分に着く。
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丸太で作られたへんろ道を登っていく。ここもかなりの急坂だ。道はしっかりしているのだが、急坂の連続だ。
やがて旅館若杉屋の前に出るので、この前を通って進む。ここはそれなりに大きな旅館なので、お遍路をする人々が宿泊するのだろうか?この辺りには数軒の旅館があった。
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車道に合流したところ左手に「29番札所 荒田観音堂」がある。本尊は千手観世音。11時5分に着く。大きなイチョウの木が目印だ。
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左手に善通寺の大きな看板が立っている。ここは元々75番霊場だったそうだが、篠栗霊場会では現在はすでに歩いた紅葉ケ滝薬師堂が75番霊場になっていて、善通寺も75番札所を主張していることから裁判沙汰になっているという。どのような経緯なのかはわからないが、遍路をする者からすれば、諍いなどしないでほしいと願うのだが。。。
その先車道を左へ進むと、左手に「64番札所 荒田阿弥陀堂」がある。本尊は阿弥陀如来。11時11分に着く。
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その先でT字路になり、正面にWCがあるので、左折してここも坂道を登っていくと「26番札所 荒田薬師堂」に11時21分に着く。本尊は薬師如来。本堂に向かって左手にへんろ道があるので、これを登っていく。
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ここから急坂を登っていくと、夫婦杉がある。最初気が付かずに登っていたのだが、その先で林道に合流するところに夫婦杉の碑が立っていて、初めて気が付いた。写真は碑から振り返って撮った写真です。
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ここから林道を右へ登っていくと、昭和52年の「林道 蛇谷線」の開通記念碑とその横に「大山祇神社」の祠がある。更にその先右手に「仏岩」がある。
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更に坂道を登って行くと、舗装された急坂とその横にへんろ道らしき土道があったが、舗装された坂道を登ることにした。
ところがこれが急角度の坂道で、しかも距離が意外に長い。フーフー言いながら登って行くと、右手にWCがあるところに出た。後でネットを見てみるとへんろ道の方が登ることに関しては楽という記述があったが、この時はこの道が自分の中でへんろ道という確証が得られなかったということもあって、舗装道を登ったのだ。それにしても長い急坂だった。
ここから左へ下る奥の院への道もあるが、そのまま直進すると「太祖宮」がある。ここの創建は不明であるが、神功皇后による三韓征伐の伝承が残る神社で、江戸時代、黒田長政により社殿が整備された記録が残っているという。若杉山の麓に外宮があり、若杉山(681m)の山頂にあるここが上宮となっている。12時35分に着く。
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ここから「はさみ岩」へ向かう。ここは中国の僧善無畏三蔵が念力で押し開いたという逸話が残っている。鎖につかまりながら通り抜ける狭い岩間は、「善人しか通ることができない」という言い伝えがあるというが、私もなんとか通ることが出来たので、一応善人の部類に入るのかな?
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はさみ岩を下るとすぐ先に奥の院がある。
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ここで持参したパンを昼食として食べる。お茶とお菓子がお接待として置かれていた。
帰りは右手に向かう道があるので、それを進むが、この道は楽な道だった。若杉聖観音の前を通って進み、13時57分、WCの前に出た。ここから急坂を下って行く。夫婦杉の碑が立っているところからへんろ道に入るのだが、ここまで急坂の連続だったため、膝に負担が来ており、ここから先は安全を優先して林道を下って行くことにした。
下って行くと明治屋という旅館があり、その横に自販機があって、そこからへんろ道があるので、これを進んで行く。T字路の車道に出て、左へ少し行くと、右手に再びへんろ道の標識が立っているので、これを下って行く。
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車道に出て右に下って行くと、左手に「68番札所 岡部神恵院」がある。本尊は阿弥陀如来。14時12分に着く。ここは放火によって旧院は全焼したとのこと。資料では火事のすすで黒ずんだ石像が並んでいるとあったが、それほどではなかった。お遍路をされている集団とここでも一緒になった。今日は日曜日なので、歩かれておられる方をかなり見かけた。
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すぐ先T字路を右へ行くと赤い屋根の「46番札所 岡部薬師堂」がある。本尊は薬師如来。14時16分に着く。
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ここから打ち戻って左手に68番を見ながら車道を下っていくと、階段の上に「10番札所 切幡寺」がある。本尊は女人即身成仏として知られる四国切幡寺から勧請した千住観世音菩薩。14時29分に着く。本堂は高野山の霊木で建立されており、高野山奥の院に千年来灯し続けられる「貧女の一灯」の分灯や、タイから奉納された、お釈迦様御尊像と仏舎利(御真骨)が祀られている。ここは博多で芸者をしていたワカコが青年医師と激しい恋に落ち、かなわぬ恋だったため、心中を図ったが、ワカコだけが生き残り、その後出家して恵良と名を改めた。出家後厳しい苦行練行を積みながら多くの信仰者を導き、厳しい仏道を全うして、この寺を開創したという。
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階段を下りて左へ進むと、すぐ先に「8番札所 金剛の滝観音堂」がある。本尊は千手観世音。14時34分に着く。横に金剛の瀧が流れており、不動明王が祀られている。ここでは滝行を行う方もおられるという。
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10番へ戻る途中に左手に下るへんろ道があったようだが、現在は歩く人がおらずかなり荒れているそうで、標識もなかったので車道を下って行く。
14時46分に「38番札所 丸尾観音堂」に着く。本尊は千手観世音。境内にはこの札所を創設した、有隅文助翁の石像が立っている。篠栗霊場を開基した藤木藤助翁を助けて四国霊場を巡り聖砂を持ち帰った五人衆の一人という。
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右手に少しだけ進むと、左手に「生目水」がある。ここから左へへんろ道を進む。
一旦車道に出て、左へ下って行き、その先で再び左へへんろ道に入って、川沿いの道を下って行く。
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15時2分に「41番札所 平原観音堂」に着く。本尊は十一面観世音。堂前に5メートルあるという大師像が立っている。
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車道に出て直進すると、左手階段の上に「23番札所 山王薬師堂」がある。本尊は薬師如来。15時10分に着く。境内には樹齢100年を超すという銀杏の大木がある。薬師堂は築100年以上という。
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車道を進んで行くと、前方に朱色の塔が見えてきた。これは篠栗町葬祭場「天空会館鉄閣寺」で、平成16年4月1日に開館したという。これまでお寺ばかり見てきたので、ここもてっきりお寺と勘違いしていた。その手前で右折する道があるので、これを進み、八畝田橋を渡ると左手に「73番札所 山王釈迦堂」がある。本尊は釈迦如来。15時20分に着く。
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すぐ先に「61番札所 山王寺」がある。本尊は大日如来。最初に篠栗で一番大きいという大師堂があり、その横に本堂がある。
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大師堂には3mあるという弘法大師坐像がある。これも篠栗最大のもので、大きな像のため大師堂自体も大きくなるということだ。その左手に映画「無法松の一生」で坂東妻三郎が実際に使用した人力車が奉納されている。これは当時北九州からの参拝者であった大森重雄さんから昭和38年に奉納されたもので、過去には石原裕次郎や勝新太郎も使用したという逸話もあるという。
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ここから今来た道を戻って車道を進むと、左手に広場があり、ここから左折して進むと山王旅館と隣り合ったところに「9番札所 山王釈迦堂」がある。本尊は釈迦如来。15時32分に着く。
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ここから少しだけ戻ってガードレールの隙間から下って車道に合流、その先のT字路を右折、万代橋を渡って進むと、「67番札所 山王薬師堂」に着く。本尊は薬師如来。15時42分に着く。
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ここから打ち返して川沿いに進んで行き、国道と並行している旧道を歩いていくと、左手に「77番札所 山王薬師堂」がある。本尊は薬師如来。15時50分に着く。
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その先「日ノ浦」という福祉巡回バスのバス停がある所の左手に「39番札所 延命寺」がある。本尊は薬師如来。16時1分に着く。このバス停、一日に2本しかバスは通っていないようだ。境内にはイトウテルミーの発明者伊藤金逸博士の頌徳碑が立っている。イトウテルミーは母が愛用していたことを覚えている。
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左手に「19番札所 篠栗地蔵堂」がある。本尊は地蔵菩薩。16時7分に着く。ここは立江寺となっている。四国の19番立江寺は今は亡き妻と最後に参拝したお寺だ。堂内左手に六地蔵が祀られている。
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その先左手に「62番札所 遍照院」がある。本尊は十一面観世音。16時15分に着く。境内には6m超あるという篠栗最大の修行大師像が立っている。以前はこの像はブロンズ像だったが、戦時中軍の鉄鋼供出命令で没収されたという。
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大師像の下には羅漢窟が作られていて、十六羅漢石仏が安置されている。入洞して砂踏みをすると、今後一年間災難を逃れることが出来ると説明されていたので入ってみた。
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ここから道を上って行くと、左手に遍照院の第2駐車場がある所から右折、そのすぐ先で左折して進むと、突き当りに「18番札所 篠栗恩山寺」がある。本尊は薬師如来。16時25分に着く。
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右手に須賀神社があり、その先で道は二又に分かれているので、左へ直進する。左手にまだ新しい「黒田藩御典医跡」碑が立っている。その先には歴史を感じさせる土蔵造りの旧家が数軒立っていた。
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その先左手に諏訪神社の鳥居が立っているところから左折して進むと、左手に「84番札所 中町屋島寺」がある。本尊は千手観世音。16時38分に着く。
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左手へ進み、篠栗小学校を左に見ながら進み、諏訪神社の前を通って坂を上って行くと「28番札所 篠栗公園大日寺」がある。本尊は大日如来。16時51分に着く。本堂の横に3.3mあるという全身真っ赤な閻魔座王とその横に赤鬼・青鬼・婆鬼がある。
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上ってきた道を戻って旧道を進むと、左手に明和6年(1769)の猿田彦碑が立っている。その先右手に5階建ての茶色のマンションがあり、その横に「54番札 所 中町延命寺」がある。本尊は不動明王。17時5分に着く。
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旧道を更に西に向かって進むと、左手に田中寿栄堂というお店があり、ここから左折して進むと、左手に「51番札所 下町薬師堂」がある。本尊は薬師如来。17時13分に着く。
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そのすぐ横に「79番札所 補陀洛寺」がある。本尊は十一面観世音。17時15分に着き、無事篠栗八十八か所を結願した。
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四国遍路と比べると、規模の点でははるかに小さいが、アップダウンが激しくて、それなりに厳しい道だった。膝が持つかどうか心配だったが、無事歩き終えることが出来てほっとした。

本日の歩行時間  7時間43分。
本日の歩数&距離 29575歩、18km。

篠栗八十八ケ所総合計
歩行時間  22時間23分。
歩数&距離 91282歩、56.2km。

旅の地図

記録

プロフィール

かっちゃん
歩人
かっちゃん