奥州街道を歩く(宇都宮~仙台)

2007年10月11日(木) ~2007年10月21日(日)
総歩数:421759歩 総距離:265.2km

2007年10月21日(日)

あとがき

無事仙台に到着して一夜が明けた。
折角仙台まで来ているので、次回歩くコースを少しでも調べておきたいと思って調査をすることにする。
まず、昨日高橋さんにご紹介を頂いた学芸員の方を博物館に訪ねる。博物館は仙台城の中にあった。
ここでお話をお聞きし、外に出てみると仙台城のガイドをされているボランティアらしい方々がおられたのでそこに行って街道のことに詳しい方をご存知ないかどうか尋ねると、その中に市民センターの館長をされている方がおられ、この方からみやぎ街道交流会の会長をされている高倉さんと佐藤さんをご紹介していただいた。その場では連絡が取れなかったがその後佐藤さんと連絡が取れ、館長さんからも連絡が入っていますといわれた。館長さんがちゃんと連絡をしてくれていたのだ。ありがたかった。その後仙台駅の近くのホテルのロビーでお会いし三人で昼食をしながら話を聞かせていただく。ここで私も今回購入をした「奥州街道」の出版元である無明舎出版の編集長をされている鐙さんをご紹介いただく。この方には帰宅後ご連絡を差し上げ仙台以北の街道の件で資料を送っていただいたりしてお世話になっている。次回仙台から歩くときにもし可能であればお会いさせていただければと思っている。

こうして仙台から三厩までの残りの奥州街道の踏破へ向けて一応の下調べができて、一路九州へ向けて帰路に着く。

今回の旅は特に白河以北で色々な方とお会いすることができてとても楽しかった。白河までは江戸幕府直轄だったということもあって、ネットで調べると色々な情報を得ることができた。ところが白河を過ぎると途端に情報が少ない。それであちこちに電話をして歩く道を調べたのだが、その過程で色々な方と知り合うことができ、そのことで地元の方とのふれあいが多くなったのが最大の要因だったと思う。
やはり何事も自ら動けば動くほど得られる情報は多くなり、また人脈も広がるものだということを再確認した。この動きを今後も大切にしていきたいと思っている。これまでの街道歩きの中では最も色々な方と知り合うことができた今回の旅だった。
それと今回はGPS機器をぶら下げて歩いた。これは私が歩いた道を30秒単位で記憶しているので、それを地図上に落すとそのまま街道の地図ができるのだ。これをみると道を間違っていたり、寄り道をしたところまではっきりと出ていて面白い。