中山道を歩く

2007年05月11日(金) ~2007年05月30日(水)
総歩数:840178歩 総距離:571km

2007年05月26日(土)

美濃太田~鵜沼~加納

                                    晴れ

 今日は朝からいい天気なので太田宿本陣跡の写真を改めて撮り、7時30分にスタートする。太田宿を出てしばらく歩くと木曽川沿いの土手に出る。木曽川は昨日の雨で流量を増しているようだ。土手の道は日本ラインロマンティック街道と命名されており、散歩している人が多い。ここでまた失敗をしてしまった。
一色大橋のところで右に曲がって国道21号線にでなければいけないのに逆に左に曲がって橋を渡ってしまったのだ。渡った後しばらく歩いたがどうもおかしいと思っていると、犬を連れて散歩をしている方がおられたので聞いてみた。やはり間違っていた。また元に戻ってやり直しだ。どうにもこういったミスが多い。
 ここからしばらく国道21号線を歩くが相変わらず車が多い。これが昨日のように雨だったらと思うとぞっとする。
 国道に沿って観音坂の入口があり、それを登っていくと岩尾観音がある。小高くなっているので、ここから見下ろす木曽川の流れ、景観はとても素晴らしいものがある。
FH010013-1
 ここを下って又国道に合流して少し行くと左手に飲食店が数件ある。ここで信号を渡り国道の左手にでる。一番奥にある「カフェテラスゆらぎ」の先から一旦階段を下り、ガード下の道で国道をくぐって山道に入る。ここが「うとう坂」の入口だ。この「ゆらぎ」店はすでに営業をやめていたが、建物が残っていたのですぐにわかった。
 ガード下に降りるとガード下の道は左側が小川になっていて水が流れており、右側にある歩道は幅1mほどの広さだ。その歩道に蛇が横たわっていた。仕方がないのでまたいで渡ろうとすると蛇も驚いたのだろう。いきなりこちらに向かってきた。蛇はまむしでなく向かってきたといっても攻撃的ではなかったので、ジャンプして蛇を飛び越えて着地。蛇はそのままどこかへ逃げていった。
 うとう坂に入ると国道の騒音はなくなり、また道はきれいに整備された石畳で登りやすかったが、蛇が多いのだろう、所々に「まむしに注意」看板が立っていた。このあたりは鵜沼の森といって飛騨木曽川国定公園に指定されている。
 坂を登りつめたところに「うとう坂の一里塚」がある。江戸から百里の一里塚だ。ここまで一歩一歩の歩きを積み上げてきて、その結果として百里まできたのだ。ちょっと感激。
FH010012-1
 ここの展望台に登ると木曽川、犬山城、美濃平野が一望できるとあったので登ってみることにした。たいした距離ではないだろうと思ったのが間違いだった。展望台まで上り坂でかなりの距離があった。ようやく着いた展望台。たしかに展望は開けて見えるものの、木曽川もあまりよく見えず、犬山城もかなたに小さく見えるだけだった。ちょっとがっかりして早々に下る。
FH010011-1
 ところが登るときはひたすら上を目指して登ってきたので気がつかなかったが、下り始めると道が色々とあり自分がどの道を登ってきたのかわからない。適当に下っていたら道が行き止まりになったりしてわからなくなってしまった。ここでもしばらくウロウロしてようやくもとの場所に戻ることができた。結局きれいな景観を見ようとして費やした労力に見合った効果は得らず、コストパフォーマンスは決してよくなかったと思った。
 ここから峠を下り合戸池を右に見ながら歩いていき、池を通り過ぎたところから住宅街に入っていく。
 道を下っていくと右手に赤坂神社があり、その少し先に地蔵祠がある。
これを右折して進むとまもなく鵜沼宿に入る。
 11時10分鵜沼宿を通る。
 太田宿から3時間40分、20457歩。
鵜沼宿は本陣跡ははっきりしなかったが、脇本陣跡があったのでそこでカウントする。
FH010010-1
 このあたりから左手に犬山城が見えた。ここから又国道を歩く。味気もそっけもない道だ。ここでもこれまでの山の中の道が懐かしく思える。
 蘇原三柿野の信号で国道とわかれ、少しは車が少なくなってきたが、それでもやはりかなりの数の車が通る。
 そんな中15時35分加納宿を通る。
 鵜沼宿から4時間25分、24715歩。
FH010008-1  
 この間、とくにこれといって特記するものもなく、車道に沿ってひたすら歩き続けた一日だった。16時岐阜駅北口にあるホテルに到着する。
 さすがに疲労が蓄積してきているようで、日記もかなりはしょって書かれている。そんな中で今日の記述の最後に「この旅も残すところ4日だ。かなり疲労も蓄積してきているがもう一息頑張ろう。」と書かれている。

本日の歩行時間  8時間30分
本日の歩数&距離 47040歩(約32km)

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