2008年07月20日(日)
板橋~上板橋
- AM 7:00 -
私は、スポニチロングライドに一緒に参加した同僚のKさんとともに板橋駅の改札をくぐっていました。まだ、朝の涼しい風がほほを撫でてくれます。
(ひらけた所はないかな…、お、あったあった。)
私たちはおもむろに輪行袋を地面に置き、梱包を解き始めました。するとそこへ、30代前半位の背の高いお巡りさんが近づいてきました。
わん (小声で)「うっ、何か悪いことしましたっけ?」
K 「いや、身に覚えは無いけど・・・。」
道の向こうに近藤勇の墓が見えます。
わん 「まさか・・・我々が倒幕派であることが気取られたか!」
K 「・・・なにバカなこと言ってるんだ。ほら、来たぞ。」
~~~~~~~~~~~
警官 「おはようございます。」
わん 「お、おはようございます。」
警官 「どちらまで行かれるんですか?」
わん 「え?ああ、旧川越街道を辿って川越まで。」
警官 「いいですね~。川越ですか。」
警官 「いやぁ、私も自転車が好きでしてね。」
わん 「おお、自転車やられるんですか。」
警官 「この間は、軽井沢まで行ってきました。」
(軽井沢・・・って長野県じゃないか!結構遠いぞ・・・。)
わん 「そうですか~、軽井沢も行ってみたいですね~。」
警官 「では、事故の無いよう気をつけて行ってくださいね。」
わん 「はい、それでは。」
~~~~~~~~~~~~
わん 「いやぁ、何言われるかと思いましたが、ある意味同志でしたね。」
K 「そうだな。何だか心強いな。」
K 「さて、一旦作戦会議といくか。」
わん 「そこのマックでやりましょう。」
- AM 7:50 -
K 「さて、腹ごしらえもしたし、ルートもおおよそ確認した。早速出発しようか。」
わん 「はい。いざ鎌倉!!」
K 「いや、川越・・・だろ。」
- AM 8:00 -
平尾追分到着
国道17号に出て程なくして、スタート地点の平尾追分に到着しました。
K 「ここがスタート地点だな。」
わん 「そうです。」
K 「じゃあ、右側に渡ってあのゲートを進めばいいんだな。」
わん 「いや、それは違います。」
K 「でも板橋宿って書いてあるぞ。」
わん 「あっちは中山道です。今日行くのは、川越街道。」
わん 「あっちに行くと、大宮に戻っちゃいます。」
K 「なるほど・・・。でも、こっちには目印無いぞ。」
わん 「まぁ、川越街道は、現代では知る人ぞ知る街道ですからね。」
K 「まぁいいか、では、いざ鎌倉!」
わん 「・・・それ、さっき僕が言いました。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、無事スタートしました。
道は程なく左へ流れ、大山東町交差点を、直進し、路地へと入っていきます。途中、開店準備に追われる商店街と、アーケード街を抜けて、国道254号線に入ります。この国道254号線こそ、現在の川越街道。川越に着くまで、付かず離れず進んでいくことになります。
最初のポイント、大山福地蔵尊は、アーケードを抜けて、この国道との合流地点で、少し右に入ったところにあります。
K 「見どころ・・・って言っても、ずいぶんと小さいんだなぁ。」
わん 「こういう小さなみどころも捨てたもんじゃないですよ。」
わん 「古くからあるものは、それだけその土地で守られてきたってことですからね~。」
K 「そんなもんかねぇ。」
わん 「さ、お参り、お参り。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
国道に戻りますが、200m程で道は緩やかに右へと入っていきます。旧街道というものは基本的に、山や川などの自然が阻まない限り、急激に曲がることはほとんどありません。ここも例外ではなく、下頭橋通りへと入っていきます。
この辺りから、上板橋宿です。
K 「わんちゃん、見てみ。」
わん 「何ですか?」
K 「朝市だってよ!」
わん 「あ、ほんとですね。でも、毎月第三土曜開催って書いてますよ。」
K 「第3土曜日・・・って昨日じゃないか!」
わん 「・・・終わってますね。」
K 「むー、残念。」
さて行こうか、と自転車に跨って顔を上げると、目の前に大きな物体が!
わん 「Kさん!何かいますよ!」
K 「『いる』って何だよ・・・のわっ!」
K 「カメ!?」
なんと、体長40cmもあろうかという大ガメが、商店街を闊歩していたのです。近くに、カメを見守るご婦人が居たので聞いてみると・・・。
わん 「カメ・・・ですよね?」
婦人 「孫が飼ってるんだけど、ずいぶん大きくなってねぇ。散歩させてるんだよ。」
わん 「・・・。」
そこへ、近所の(?)おじさんがやってきて、
おじさん「おー、ずいぶんと大きくなったなぁ。」
婦人 「ほんと、いつの間にかこんなになっちゃってねぇ。」
どうやら、地元では有名なカメのようだ。
(おっと、カメのようにのんびりしている場合ではない。先を急がないと。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
商店街の中ほどに、和菓子工房辰屋かぎやの看板がありました。
しかし、まだ開店しておらず。泣く泣く素通りです。
隣には、豊敬稲荷神社があり、上板橋宿の説明版が。
川越街道の説明とともに、先ほどの「辰屋かぎや」が、『かぎやの屋号「栗原家」』であることなど、上板橋宿の昔の様子が記載されていました。
この辺りが宿場の中心付近だったということで、ここを、川越街道第一の宿場上板橋宿のチェックポイントとしました。
【データ】
板橋~上板橋
平尾追分発:AM 7:59
上板橋宿着:AM 8:21
経過時間:0時間22分
実測距離:3.6km(理論値:2.4km)
私は、スポニチロングライドに一緒に参加した同僚のKさんとともに板橋駅の改札をくぐっていました。まだ、朝の涼しい風がほほを撫でてくれます。
(ひらけた所はないかな…、お、あったあった。)
私たちはおもむろに輪行袋を地面に置き、梱包を解き始めました。するとそこへ、30代前半位の背の高いお巡りさんが近づいてきました。
わん (小声で)「うっ、何か悪いことしましたっけ?」
K 「いや、身に覚えは無いけど・・・。」

わん 「まさか・・・我々が倒幕派であることが気取られたか!」
K 「・・・なにバカなこと言ってるんだ。ほら、来たぞ。」
~~~~~~~~~~~
警官 「おはようございます。」
わん 「お、おはようございます。」
警官 「どちらまで行かれるんですか?」
わん 「え?ああ、旧川越街道を辿って川越まで。」
警官 「いいですね~。川越ですか。」
警官 「いやぁ、私も自転車が好きでしてね。」
わん 「おお、自転車やられるんですか。」
警官 「この間は、軽井沢まで行ってきました。」
(軽井沢・・・って長野県じゃないか!結構遠いぞ・・・。)
わん 「そうですか~、軽井沢も行ってみたいですね~。」
警官 「では、事故の無いよう気をつけて行ってくださいね。」
わん 「はい、それでは。」
~~~~~~~~~~~~
わん 「いやぁ、何言われるかと思いましたが、ある意味同志でしたね。」
K 「そうだな。何だか心強いな。」
K 「さて、一旦作戦会議といくか。」
わん 「そこのマックでやりましょう。」
- AM 7:50 -
K 「さて、腹ごしらえもしたし、ルートもおおよそ確認した。早速出発しようか。」
わん 「はい。いざ鎌倉!!」
K 「いや、川越・・・だろ。」
- AM 8:00 -
平尾追分到着
国道17号に出て程なくして、スタート地点の平尾追分に到着しました。

わん 「そうです。」
K 「じゃあ、右側に渡ってあのゲートを進めばいいんだな。」
わん 「いや、それは違います。」
K 「でも板橋宿って書いてあるぞ。」
わん 「あっちは中山道です。今日行くのは、川越街道。」
わん 「あっちに行くと、大宮に戻っちゃいます。」
K 「なるほど・・・。でも、こっちには目印無いぞ。」
わん 「まぁ、川越街道は、現代では知る人ぞ知る街道ですからね。」
K 「まぁいいか、では、いざ鎌倉!」
わん 「・・・それ、さっき僕が言いました。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
ということで、無事スタートしました。
道は程なく左へ流れ、大山東町交差点を、直進し、路地へと入っていきます。途中、開店準備に追われる商店街と、アーケード街を抜けて、国道254号線に入ります。この国道254号線こそ、現在の川越街道。川越に着くまで、付かず離れず進んでいくことになります。

K 「見どころ・・・って言っても、ずいぶんと小さいんだなぁ。」
わん 「こういう小さなみどころも捨てたもんじゃないですよ。」
わん 「古くからあるものは、それだけその土地で守られてきたってことですからね~。」
K 「そんなもんかねぇ。」
わん 「さ、お参り、お参り。」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

この辺りから、上板橋宿です。

わん 「何ですか?」
K 「朝市だってよ!」
わん 「あ、ほんとですね。でも、毎月第三土曜開催って書いてますよ。」
K 「第3土曜日・・・って昨日じゃないか!」
わん 「・・・終わってますね。」
K 「むー、残念。」
さて行こうか、と自転車に跨って顔を上げると、目の前に大きな物体が!
わん 「Kさん!何かいますよ!」
K 「『いる』って何だよ・・・のわっ!」

なんと、体長40cmもあろうかという大ガメが、商店街を闊歩していたのです。近くに、カメを見守るご婦人が居たので聞いてみると・・・。
わん 「カメ・・・ですよね?」
婦人 「孫が飼ってるんだけど、ずいぶん大きくなってねぇ。散歩させてるんだよ。」
わん 「・・・。」
そこへ、近所の(?)おじさんがやってきて、
おじさん「おー、ずいぶんと大きくなったなぁ。」
婦人 「ほんと、いつの間にかこんなになっちゃってねぇ。」
どうやら、地元では有名なカメのようだ。
(おっと、カメのようにのんびりしている場合ではない。先を急がないと。)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~

しかし、まだ開店しておらず。泣く泣く素通りです。

川越街道の説明とともに、先ほどの「辰屋かぎや」が、『かぎやの屋号「栗原家」』であることなど、上板橋宿の昔の様子が記載されていました。
この辺りが宿場の中心付近だったということで、ここを、川越街道第一の宿場上板橋宿のチェックポイントとしました。
【データ】
板橋~上板橋
平尾追分発:AM 7:59
上板橋宿着:AM 8:21
経過時間:0時間22分
実測距離:3.6km(理論値:2.4km)