2008年07月20日(日)
大井~川越
- PM 3:15 -
大井宿の本陣跡からほどなくのところに、旧大井村役場があります。昭和12年(1937)の竣工当時、建設には地元の大工・鳶・左官たちが総動員されて作られた『大井村と東京との間で、一番ハイカラな建物』とも言われた建物だそうです。今は、ひっそりと佇んでいます。
- PM 3:20 -
住宅街の風情に入った辺り、川越街道と地蔵街道(大山道)の交差する地点に、角の常夜燈(かどのじょうやとう)が立っていました。当時は、夜になると火袋に灯を上げて農作物の収穫を祈っていたそうです。- PM 3:25 -
地蔵院に到着しました。薬師堂の本尊は秘仏で、見た人がいないまま、昭和初期の火災で焼失したとのことです。また、境内にあるしだれ桜は、ふじみ野市の天然記念物に指定されており、春には見事な花を咲かせるようです。…夏なので葉が青々と茂っているだけでしたが。
- PM 3:30 -
亀久保神明神社を過ぎると、道はいよいよ川越市に入ります。川越市に入ると、鶴ヶ岡八幡神社、東光寺、春日神社と、寺社が続きます。ちなみに、亀久保神明神社には、力石が2つ置いてあり、成田街道に行った際に、北野神社で都内に残る唯一の力石を見たことを思い出しました。(成田街道(新宿~船橋)参照。)
- PM 4:00 -
時計が午後4時を回ったところで、烏頭坂(うとうざか)にかかりました。その脇には熊野神社。階段がきつかったのですが、上ってみました。
社殿の脇をすり抜けると、高台になっていたおかげで、町並みが一望できました。ここが、今回の旅で唯一、見晴せた場所でした。熊野神社を出た私たちは、坂を上り始めました。
わん 「いよいよゴールも近いですね。」
K 「そうだな。正直暑さで体が…。」
わん 「もう一息がんばりましょう。」
ガキッ
足元で嫌な音が。
K 「どうした!?」
わん 「チェーンが外れたみたいです…。」
わん 「まぁ、切れてはいないようなので大丈夫です。」
その場でチェーンをはめましたが、この自転車でチェーンが外れたのは、これが初めてでした。
- PM 4:30 -
その後は順調に川越市内を走りぬけ、川越市の一宮、川越八幡神社にたどり着きました。男イチョウと女イチョウを植樹したところ、その2本の木は寄り添いあい1本に結ばれたことから縁結びの木と呼ばれる神木と、足腰健康の神様として相撲稲荷が祭られていました。
ひとまず、
あと数百メートル足腰が持ちますように
とお願いをしておきました。
- PM 4:40 -
ついに目的地川越城大手門に到着しました!…といっても今は市役所ですが。
川越街道の立役者太田道灌の像が建っていましたので、自転車と共に1枚収めて川越街道制覇の土産にしておきます。
【データ】
大井~川越
大井宿発:PM 3:09
川越城下町着:PM 4:40
経過時間:1時間31分
実測距離:9.8km(理論値:8.9km)