自転車で走った日帰り川越街道

2008年07月20日(日)
総距離:31.9km

2008年07月20日(日)

上板橋~下練馬


上板橋宿から出て、次の下練馬宿へ向かうわけですが、その前に一度、川越街道について説明しておきましょう。

川越街道は、戦国時代の太田道灌が川越城と江戸城を築いたころ、二つの城を結ぶ重要な役割を果たす道でした。日本橋から川越城下まで約十三里であったことから、栗(九里)より(四里)うまい十三里とうたわれ、「川越いも」の宣伝にも一役かったとのこと。

街道には、上板橋下練馬白子膝折大和田大井の六か宿が設置されていました。

- AM 8:30 -

下頭橋道は、下頭橋を渡り、上板橋宿を出ます。渡った先の橋のたもとに、木に囲まれてお堂のようになった場所に石碑がありました。

そして道なりに環七通りを渡ってまっすぐ行って…

少し行ったところで気づきました。
(ん?何かおかしいぞ?)

わん 「もしかしたら・・・道間違えたかもしれません。」
K 「右手に神社があるぞ。」
わん 「何々・・・天祖神社?」

GPSルートを確認・・・

天祖神社わん 「やっぱり間違ってますね。」
K 「じゃぁ、間違った地点まで戻るか。」
わん 「そうですね。でも折角なので、この天祖神社だけでも見ていきましょう。」


ということで、また下頭橋のたもとまで戻ってきました。
(間違いの軌跡は、右上の地図を参照。。。)

本当の道は、橋を渡ってお堂を右に見ながら進んで行く方向だと分かりました。


- AM 8:40 -

長命寺道は、再び国道254号線に合流しました。合流点の筋向いに、長命寺が見えます。

ここでまた、道を間違ってしまいました。国道254上を進むはずが、環七通り(県道318号線)を南下してしまっていたのです。

必ずしも、道が大きい方が国道だとは限らない、と痛感しました。

川越まであと27km間違った道をつき合わせてしまったKさんに謝りつつ、国道まで復帰した先に、川越までの距離が出ていました。川越 27km

意外に近い、、、と思った私は既に感覚がずれてきているのかもしれません。いずれにしても、距離の看板は目安になります。



-AM 9:10 -

少し行くと、道は再び国道と分かれて右へ入っていきます。この付近、上板南口銀座とあります。そう、現在の上板橋駅はこの付近なのですが、上板橋宿は中板橋駅付近と、位置がずれているのです。(ちと、ややこしい・・・)

銭湯?まだまだ開店前のお店が多かったですが、商店にはさまれるように立つ銭湯と、窮屈そうな煙突を一枚写真に収めました。

大けやき商店街を抜けた先で、電信柱をしのぐ大きさの、大きなケヤキの木に出会いました。

わん 「大きい木ですね・・・。」
K 「家の敷地内にあるところを見ると、昔からこの土地に住んでいる方なんだろうね。」

そんな想像しながら進むと、道は板橋区に別れを告げ、練馬区、北一商店街へ。


-AM 9:20 -

この辺りから、2番目の宿場下練馬宿となります。商店街に入って右の道を見通すと、何やら道の真ん中に立っています。

わん 「何か立ってますね。」
K 「ちょっと見に行ってみるか。」

・・・

馬頭観世音そこには、道のど真ん中に堂々と立つ、馬頭観世音がありました。

見ると文化12年建立の文字が。
これは、道のど真ん中に堂々と立っているのではなく、馬頭観世音様が立っていたところに、堂々と道が作られたのかもしれません。いずれにせよ、ないがしろにされずに残されていることには、地域の方の努力を感じました。

再び街道に戻ります。

大山道道標環八通り(県道311号線)が立体交差して下をくぐっているところに、大山道との分岐を示す道標が保管されていました。環状八号線の工事により場所は多少移動したものの、ちゃんとした場所に残っていることで、思いを馳せることはできます。

浅間神社さらに進むと、宿場の中心地付近に、浅間神社があります。神社内には、富士山を模した岩が積み上げられており、辺りを見渡している猿(?)の石造などもありました。

ここを、下練馬宿のチェックポイントとします。

【データ】
上板橋~下練馬
上板橋宿発:AM 8:21
下練馬宿着:AM 9:26

経過時間:1時間05分
実測距離:7.8km(理論値:3.3km)

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