北海道を歩く

2006年09月17日(日) ~2006年10月16日(月)
総歩数:682610歩 総距離:477km

2006年09月25日(月)

美唄ホテルスエヒロ~岩見沢市早川旅館

                  歩数:30532歩 移動距離:21.4km
 
 今日は当初予定になかった岩見沢市に泊まることにしたため、20kmほどの距離になり楽である。あまり早く旅館に入ることになっても困るので出発を9時25分といつもより2時間ほど遅らせることにする。外に出ると空は一片の雲もない快晴である。最初は肌寒さを感じたが、歩き始めるとそれもなくなり、快適に歩く。この時期、北海道は歩くには最適の季節だと思う。
 今日も延々と一直線に伸びる12号線を歩く。交差する道もまた一直線。今日は美唄~光珠内~三笠と市街地が続き、昨日と同様に住宅が立ち並んでいる場所が多い。しかし相変わらず人が少ない。今日は月曜日、経済活動は行われているはずなのだがと不思議に思う。
 四国の時は明らかに遍路をしているという姿をしていたため色々な人から声を掛けていただいたが、北海道の場合は歩くユニホームがあるわけではないし、すれちがう人たちもまさか北から南まで歩いているとは思ってもみないようで、会話を交わすこともなく全く接点がない。従って一人黙々と歩くのみ。今日も無言の行だ。ただ、そういう状況を何故か心地いいと感じる自分がいる。これまでこのような環境に自分を置いたことがなかったので気がつかなかったが、このように全くの一人でただただ歩くのみという、実に単調な一日を過ごすということが自分は好きなのだと気がついた。これは新しい発見である。
 好天が続いていて乾燥しているのだろうか、顔の肌がカサカサになっている。特に唇がひどい。ガサガサだ。こんなことも珍しい。でも好天続きで歩くには最高。本当に有難いことだ。
 距離が短かったため、ゆっくり歩き、休憩もかなり取ったのだが、それでも14時過ぎには岩見沢の市内に入る。この街は碁盤状に道路が整備されており、それぞれに九条、八条という名前がついていて京都を思い出させる。とりあえず荷物を置こうと思って旅館へ行ってみたが、鍵がかかっている。仕方がないので近くにあった喫茶店に入ってコーヒーを飲みながら時間をつぶそうとしたが、いつものようにこれが苦手。すぐに手持ち無沙汰になってしまった。旅館にもう一度電話を入れると、今度は電話に出てくれたのでホッとする。街を少しブラついて15時30分旅館に入る。5条西5丁目にある早川旅館は岩見沢駅の近くである。
 岩見沢市はアイヌ語が基本になっている北海道では珍しい和名の市である。平成18年3月に近隣の北村と栗沢町と合併して人口9万3千人になったそうだが、あまり大きい建物もなく、工場もないようだ。宿では夕食がなかったので外に食べに出る。何軒か店はあったが人通りはあまり多くない。外に出ると肌寒い。 この時期の北海道は昼間と夜間の温度差がかなり激しい。外をうろつくこともなくおとなしく宿に帰って寝る。 

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