2008年09月04日(木)
大磯~三島(東海道)を自転車で行く
ホテルを出て、電車で一駅、国府津駅に戻ってきました。今日の天気はくもり。昨日までと同じく絶好のコンディション…とは言いがたいものの、旅に支障はありません。
よーし出発だー。
…と思って自転車を見ると、様子がおかしい。
良く見ると、サドルにすごい数のアリが!
どうやら、駐輪していた脇の背の高い草(木)から甘い蜜のようなものが垂れてきており、その蜜目当てのアリたちが群がってきた模様。
ベタベタするし、どうしよう…
そんなときのために!
用意していたウェットティッシュでサドルを拭き拭き。
蜜がなくなったサドルに、アリたちは居なくなりました。
いやはや。
気を取り直して国府津駅を出発。間もなくして、小田原宿へと入っていきました。
小田原宿
城下町として栄えた小田原には、『かまぼこ』の看板が目立ちます。そんな町並みの中に突如として現れる城。
これが小田原城か。
と思って近付いてみると…
違った。「ういろう」とあります。どうやら、ういろうを販売するお店だったようです。
それにしても立派な店構えです。
本物の小田原城には、箱根口の交差点を右に入ると行き着けます。高台へのぼって行くと、天守閣があります。日本橋を出てから初めて見た城です。やはり壮観です。
ふと目を横に移すと、
なぜか象が居ます(本物)。こちらもデカい。
何だかお得な気分になれました。
高台から降りると、隣接する二宮神社へ。こちらも、城をそばに控えた神社なだけあって、非常に立派な神社です。
小田原宿の西の端、板橋見附から先は、新道から少し離れて、割と落ち着いた雰囲気があります。
東海道のハイライト、箱根越え!!
箱根路の石碑を越えると、箱根湯本の賑わいが迎えてくれました。ここからいよいよ箱根越え…
三枚橋を渡るとそこからは上り、ヒルクライムに挑戦です。よしがんばるぞ!
~3分後~
既に自転車押してました(汗)
やはり、体を鍛えてなかったことがあだになりました。。。
時折自転車に乗ったり押したりを繰り返しながら、早雲寺や、正眼寺などの古刹を越えると、最初の箱根旧街道石畳が始まります。歩いている方も何人か居ました。
うーむ、自転車だし、どうしよう。
悩んでいても仕方が無いので、「行けるところまで行ってみよう」ということで、自転車を押して入っていくことに。
ガツン!ゴン!
自転車で行くようにできていないことは明らかで、時折ドリンクホルダーに差したペットボトルが飛び出しそうになったり、車輪が引っかかって転びそうになります。
…これはオススメできません。
途中、自転車を担いだりしながらも何とか抜けました。
その先も石畳が何箇所か出てきて、歩くには楽しいコースになっています。…歩くには。
畑宿一里塚があります。これは、両側共に形態が残る一里塚で、塚が残っているのは戸塚手前の一里塚以来で、これぞ一里塚という感じがとても出ています。
その先も石畳になっているのですが、
ここは行かねば!と思い、自転車を担いで上りました。
しかし、これが思いのほか長く、途中で何度か自転車を下ろして休む羽目に。すれ違う人にも変な目で見られたことは、言うまでもありません。。。
その先は、樫木坂の階段と石畳。
旧街道ルートの登りは途中で終わるのですが、さらに登ると、
樫木平という開けたところに出ます。さっき居た小田原の町が遠く霞んで見えます。思えば遠くへ来たもんだ。ともあれ、非常に見晴らしが良いです。
そこにある茶屋が見晴茶屋です。
くたくたで汗だくだった私は、店に駆け込みました。
すると、店の奥さんと思しき方が出てきました。
話を聞くと、何でもシソジュースが名物とのことでしたので、早速それを頼んでみました。
キツめの味を想像していたのですが、とても飲みやすく、のどの渇きと疲れが同時に取れる思いがしました。いやー、助かった。
その先、勾配は徐々に緩やかになり、箱根旧街道歴史資料館、甘酒茶屋がある通りに出ます。(ここには後日来る予定にしてましたので、今回は素通りしました。)

その先、一旦下りに入った旧街道は、芦ノ湖に着きます。
それまで見通しが利かなかったのがウソのように、視界が開けました。これは爽快です。少し寄り道した箱根神社も非常に立派な神社で、街道からは離れますがおすすめです。
芦ノ湖を横目に、旧街道は杉並木をくぐります。ここにはたくさんの観光客が来ていました。小田原から自転車で来た人は居なさそうですが…。
しかし観光スポットということもあり、さすがに見事な杉並木です。
杉並木を抜けると箱根関所です。先ごろ復元されたばかりとあって、とてもきれいでした。ここも観光客は多かったです。
昔は人々を震え上がらせたこの関所も、今では開放されていて誰でも通れる状態です。江戸時代の人が聞いたら驚くでしょうね、きっと。
箱根峠(標高846m)にたどり着きました。ここは県境にもなっており、神奈川県とはここでお別れ。長い長い静岡県の旅に突入です。
箱根の上りと、名所見学に時間を取られすぎたため、少し遅くなってしまいました。箱根の下りも随所に旧街道へのわき道が残っているのですが、入口と出口を押さえるだけに止めて、泣く泣く現代の道を行くことに…。
旧道入口を探している中で一つ、接待茶屋跡のある場所がありましたが、右の写真の有様で、歩きでも夏は無理だろうなぁと感じました。木や草をなぎ倒して進めば行けるのかもしれませんが、何が出るかも分かりませんので、やめておいた方が賢明だと思います。はい。
山中城跡に着きました。一気に下り降りて時間が短縮できたため、少し余裕ができたので、少し中まで入ってみました。
…これが意外に広い。中々見ごたえがありました。
下りも終盤、こわめし坂に差し掛かりました。舗装された道なんですが、これが
きついっ!
ブレーキを掛けずに駆け下りたら、間違いなく何かにぶつかるような…そんな下り坂でした。注意しましょう。
まぁ、写真ではあまり分かりませんが…。
いよいよ暗くなってきました。途中、錦田の一里塚などを横目に下り続けると、三島宿へと入ります。
今日はここまで。三島でホテルを探しました。
~番外~
今日はかなり汗をかきました。箱根越えは、途中、自動販売機なども無いので、水は余計に持っておいて良いと思います。見晴茶屋、甘酒茶屋までたどり着ければ、あとはそれほど厳しくありませんが。
ホテルの人にコインランドリーの場所を聞いたところ、何と電車でひと駅先にしか無いとのこと…。
仕方が無いので、洗濯物片手に自転車で往復しました。
いやはや、本当に今日は疲れました。
≪今日の宿場≫
大磯宿~小田原宿~箱根宿~三島宿
11/53次
よーし出発だー。
…と思って自転車を見ると、様子がおかしい。

どうやら、駐輪していた脇の背の高い草(木)から甘い蜜のようなものが垂れてきており、その蜜目当てのアリたちが群がってきた模様。
ベタベタするし、どうしよう…
そんなときのために!
用意していたウェットティッシュでサドルを拭き拭き。
蜜がなくなったサドルに、アリたちは居なくなりました。
いやはや。
気を取り直して国府津駅を出発。間もなくして、小田原宿へと入っていきました。
小田原宿

これが小田原城か。
と思って近付いてみると…
違った。「ういろう」とあります。どうやら、ういろうを販売するお店だったようです。
それにしても立派な店構えです。


なぜか象が居ます(本物)。こちらもデカい。
何だかお得な気分になれました。


東海道のハイライト、箱根越え!!

三枚橋を渡るとそこからは上り、ヒルクライムに挑戦です。よしがんばるぞ!
~3分後~
既に自転車押してました(汗)
やはり、体を鍛えてなかったことがあだになりました。。。
時折自転車に乗ったり押したりを繰り返しながら、早雲寺や、正眼寺などの古刹を越えると、最初の箱根旧街道石畳が始まります。歩いている方も何人か居ました。

悩んでいても仕方が無いので、「行けるところまで行ってみよう」ということで、自転車を押して入っていくことに。
ガツン!ゴン!
自転車で行くようにできていないことは明らかで、時折ドリンクホルダーに差したペットボトルが飛び出しそうになったり、車輪が引っかかって転びそうになります。
…これはオススメできません。
途中、自転車を担いだりしながらも何とか抜けました。
その先も石畳が何箇所か出てきて、歩くには楽しいコースになっています。…歩くには。


ここは行かねば!と思い、自転車を担いで上りました。
しかし、これが思いのほか長く、途中で何度か自転車を下ろして休む羽目に。すれ違う人にも変な目で見られたことは、言うまでもありません。。。

旧街道ルートの登りは途中で終わるのですが、さらに登ると、
樫木平という開けたところに出ます。さっき居た小田原の町が遠く霞んで見えます。思えば遠くへ来たもんだ。ともあれ、非常に見晴らしが良いです。

くたくたで汗だくだった私は、店に駆け込みました。
すると、店の奥さんと思しき方が出てきました。
話を聞くと、何でもシソジュースが名物とのことでしたので、早速それを頼んでみました。
キツめの味を想像していたのですが、とても飲みやすく、のどの渇きと疲れが同時に取れる思いがしました。いやー、助かった。
その先、勾配は徐々に緩やかになり、箱根旧街道歴史資料館、甘酒茶屋がある通りに出ます。(ここには後日来る予定にしてましたので、今回は素通りしました。)


それまで見通しが利かなかったのがウソのように、視界が開けました。これは爽快です。少し寄り道した箱根神社も非常に立派な神社で、街道からは離れますがおすすめです。

しかし観光スポットということもあり、さすがに見事な杉並木です。

昔は人々を震え上がらせたこの関所も、今では開放されていて誰でも通れる状態です。江戸時代の人が聞いたら驚くでしょうね、きっと。
箱根峠(標高846m)にたどり着きました。ここは県境にもなっており、神奈川県とはここでお別れ。長い長い静岡県の旅に突入です。
箱根の上りと、名所見学に時間を取られすぎたため、少し遅くなってしまいました。箱根の下りも随所に旧街道へのわき道が残っているのですが、入口と出口を押さえるだけに止めて、泣く泣く現代の道を行くことに…。


…これが意外に広い。中々見ごたえがありました。

きついっ!
ブレーキを掛けずに駆け下りたら、間違いなく何かにぶつかるような…そんな下り坂でした。注意しましょう。
まぁ、写真ではあまり分かりませんが…。

今日はここまで。三島でホテルを探しました。
~番外~
今日はかなり汗をかきました。箱根越えは、途中、自動販売機なども無いので、水は余計に持っておいて良いと思います。見晴茶屋、甘酒茶屋までたどり着ければ、あとはそれほど厳しくありませんが。
ホテルの人にコインランドリーの場所を聞いたところ、何と電車でひと駅先にしか無いとのこと…。
仕方が無いので、洗濯物片手に自転車で往復しました。
いやはや、本当に今日は疲れました。
≪今日の宿場≫
大磯宿~小田原宿~箱根宿~三島宿
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旅の地図
記録
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2008年08月26日(火)
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2008年09月02日(火)
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2008年09月03日(水)
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2008年09月04日(木)
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2008年09月05日(金)
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2008年09月09日(火)
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2008年09月10日(水)
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2008年09月11日(木)
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2008年09月12日(金)
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2008年09月27日(土)
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2008年09月28日(日)
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2008年09月29日(月)
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2008年09月30日(火)
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2008年10月08日(水)
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2008年10月09日(木)
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2008年10月10日(金)
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2008年10月14日(火)
プロフィール

輪人
わん