2008年09月11日(木)
金谷~見附(東海道)を自転車で行く
掛川から、電車で金谷まで戻って出発、今日は峠越えから始まります。まず行く手に現れるのは、金谷の石畳。最近になって整備されたということで、比較的歩きやすいです。…自転車の場合は相変わらず厳しいですが。
ようやく上りきると、今度は下り。菊川の石畳です。比較的歩きやすいとはいえ、油断すると足をひねってしまう恐れもあるので、少し注意しながら歩きます。…自転車の場合は脇を行く車道を下ったほうが気持ちもいいでしょうね、おそらく。
下りきったところに、地元の方(70代くらいの男性)がいました。一息ついていると、どこから来たのか尋ねられたので、
「お江戸日本橋です。自転車で京都に向かっています。」
と答えると、それは大変だねぇ、がんばって、と激励の言葉をもらいました。また、峠は自転車でも越えられるか?伺ったところ、問題なく行けると教えてくれました。
地元の方と気軽に触れ合えるのも、街道旅の醍醐味と言えるかもしれませんね。
間の宿と言われる菊川を越えると、小夜の中山峠です。地元の方の言うとおり、小夜の中山峠は、全行程通して舗装されていて、自転車でも問題なく行けました。
峠なので、やはり見晴らしがいいのですが、ここには、印象的な景色があります。
茶畑です。炎天下の中、回る風車が涼しげに感じました。
小夜の中山峠の終盤、ものすごい急な下り坂がありました。向かいから上りの車が来ましたが、あまりの急坂に登れずに引き返した程です。私も自転車を降りて下りました。
日坂宿
日坂宿に着きました。古い建物もいくつか残っており、中々風情があります。昔の人々も、峠を越えて一息ついたんだろうなぁ。
日坂から掛川までは、大きな見どころも無く淡々と進んでいきます。掛川宿の入口のところは七曲りになっています。敵に攻め入られても真っすぐに進めないようにと作られたもので、掛川城の守りの役割を果たしていたようです。今は敵に攻められることも無いので、あちこちに道が拡張されています。どこが旧道か分かりにくい程です…。
掛川宿
朝出発した掛川に、自転車で舞い戻ってきました。不思議な気分です。掛川のメインはやはり掛川城。平成になってから再建されたものとはいえ、やはり堂々たるものです。ところどころ残された松並木を見ながら、道は袋井宿へと向かいます。
袋井宿
東海道五十三次 ど真ん中袋井宿をキャッチフレーズに、町おこしに努めています。
袋井宿に入る手前で道が分かりにくいところがあるため、もう少し分かりやすくしてもらえればなぁ、と感じました。
宿の中はさっぱりとしていて、新しい建物も多い印象です。
ともあれ、道半ばまで来ました。思えば遠くへきたもんだ。
しかし、これでまだ半分とは。
…がんばろう。
江戸の道として枝分かれしている古戦場跡を通ったときのこと、足首がかゆいなぁ…と思って何気なく足を見ると、
大量のヤブ蚊が、足首の露出している部分に!
全力で抜け出して手で払いましたが、無数の刺され跡がついていました。思い出しただけでもカユいです…。
こんなところにも鈴ヶ森がありました。品川にあったものに比べると、かなりこじんまりとしていますが、ここにも刑場があったようです。品川と同じように、なみだ橋と呼ばれていた橋もありました。場所は変われど人の情は変わらず…ですね。見附宿
見附宿は、旧東海道が大通りになっているため、車の通りが多いです。見附宿で印象的なのは、数ある神社と、旧見附学校跡です。明治8年に作られた洋風の校舎の隣に、淡海国玉神社の鳥居があるのが印象的です。また、脇街道である姫街道との分岐も、ここ見附宿にあります。
…といったところで、今日は終了。磐田駅付近にあったホテルに泊まりました。
≪今日の宿場≫
金谷宿~日坂宿~掛川宿~袋井宿~見附宿
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